軍人たちの社交場にタイムスリップ『旧弘前偕行社』で明治の息吹を感じる
ひろさき いとうです。
先日、弘前市にある 重要文化財『旧弘前偕行社』を訪ねてみました。
明治40年に建てられたこの洋風建築は、もともと旧陸軍第八師団の将校たちが集う社交場として利用されていた場所です。

建物の正面玄関は現在駐車禁止のため利用できません。
県外から訪れる方にはやや不便かもしれませんが、入口近くに専用駐車場が用意されています。

駐車場は建物手前の信号を左折すると、すぐ右手に駐車場が見えてきます。


入場口は正面ではなく、建物に向かって左手側。

ここです。
ここからは、写真の掲載はできませんが、文章で状況をお伝えします。
まず受付を抜けると目に飛び込んでくるのは長い木製の廊下です。
壁際には外套掛けのフックがずらりと並んでいて、当時この場所に軍服のコートがぎっしりと掛けられていた光景を想像すると、ただの古い建物が一気に“歴史の舞台”へと変わります。
窓際にはパネル展示が並んでいますが、足元の板張り廊下は往時の趣をそのまま残しています。
歩くたびにわずかにきしむ音が響き、時間をさかのぼるような感覚を味わえます。
館内にはホールや応接室、客室などがあり、各部屋の照明にはそれぞれ異なる細工が施されています。
豪華というより、明治らしい洒落た意匠で、つい一つひとつ見比べたくなります。
建物の裏側に回っても、正面とは違った趣が楽しめます。
洋風建築特有のドーマー窓や装飾の細かさは、裏側から眺めると一層際立ちます。
旧弘前偕行社は「弘前市民なら名前は知っているけれど、入ったことがある人は少ない」という存在かもしれません。
しかし、大人300円(ガイドなし)という気軽な料金で、弘前の明治の空気を肌で感じられる貴重な場所です。
歴史好きはもちろん、建築に興味のある方にもおすすめできるスポットです。




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